ポリゴン(多角形)をモチーフに若々しいデザインが与えられた内外装でヤングユーザーを獲得?【Audi Q2試乗】

アウディとしては比較的リーズナブルな価格でリリースされたコンパクトSUVのQ2は、新しいデザインコンセプトが取り入れられています。アウディのAシリーズは上から下までコンサバティブなデザインが採用されていますが、このQ2は従来のアウディデザインとは一線を画する若々しいデザインが特徴です。Q2のデザインにはポリゴン(多角形)をモチーフにしています。

フロントから見るとボンネットに立体的な造形を採用、シングルフレームグリルは八角形として力強さが強調されています。サイドビューではウエストライン下にあるアクセントラインは、単なるラインではなくここもポリゴンの形状が与えられています。

インパネはDシェイプのステアリングを採用するほか、エアコン吹き出し口もファンのようなデザインが行われるなど、遊び心にあふれたものとなっているほか、インパネに
プリントされている柄も白い横ステッチのように見せるなど工夫、さらに部分的に金色の縦ステッチを入れてアクセントとしています。

ラゲッジスペースは5名乗車時でも405リットルの容量を確保。リヤシートが6対4の分割可倒式となっていて、最大限に拡大した際は1050リットルまで拡大が可能となっています。

若々しいデザインで作られたアウディQ2は、既存のアウディユーザーを超え、若者を中心に新しいユーザーを確保することでしょう。

(諸星陽一)

【関連記事】
アウディ最小のSUVとして登場したQ2、リーズナブルな価格で大人気の予感【Audi Q2試乗】https://clicccar.com/2017/05/29/473339/

スムーズに4気筒→2気筒へと変わる気筒休止エンジンと乗用車的な走り【Audi Q2試乗】https://clicccar.com/2017/05/29/473411/

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる