準天頂「みちびき」に加えて、2〜4号機を2017年度中に打ち上げ、現行のGPSシステム位置精度をセンチメーター単位まで引き上げる技術を三菱電機が「人とくるまのテクノロジー展」で披露しました。
我々エンドユーザーにとっては、カーナビやスマホの位置の精度が大きく向上するのをはじめ、自動運転などの自動車業界だけでなく農業分野(センチ単位で田植えができるなど)などにも利用できます。ほかにも、高精度な3次元地図などのデータ収集や地図データ作成などにも欠かせず、三菱電機では高精度ロケータによるセンチ単位の高精度即位端末を開発しています。
日本の衛星が4機体制になる2018年からサービスが開始されるそうで、具体的にはこれからでしょうが、ナビやスマホでできることが増えるかもしれません。自動運転に関する技術進化のポイントのひとつにもなりそうです。
(文/写真 塚田勝弘)