カーナビの自車位置精度がセンチ単位になると、どんなコトができるようになる?【人とくるまのテクノロジー展17】

準天頂「みちびき」に加えて、2〜4号機を2017年度中に打ち上げ、現行のGPSシステム位置精度をセンチメーター単位まで引き上げる技術を三菱電機が「人とくるまのテクノロジー展」で披露しました。

 

我々エンドユーザーにとっては、カーナビやスマホの位置の精度が大きく向上するのをはじめ、自動運転などの自動車業界だけでなく農業分野(センチ単位で田植えができるなど)などにも利用できます。ほかにも、高精度な3次元地図などのデータ収集や地図データ作成などにも欠かせず、三菱電機では高精度ロケータによるセンチ単位の高精度即位端末を開発しています。

 

日本の衛星が4機体制になる2018年からサービスが開始されるそうで、具体的にはこれからでしょうが、ナビやスマホでできることが増えるかもしれません。自動運転に関する技術進化のポイントのひとつにもなりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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