日本導入60台限定!驚異の460ps/600Nmを誇る「BMW M4 CS」の受注開始

5月9日にマイナーチェンジを受けたBMW M4。5月10日には、サーキット走行を重視した「BMW M4 CS」の受注開始が発表されました。

日本限定60台の「BMW M4 CS」は、サーキットでの最高のポテンシャルを披露する一方で、Mモデルらしく日常走行でも扱いやすい「究極のドライビングマシン」を謳っています。

5月9日に発表されたマイナーチェンジでは、標準グレードに加えて「BMW M4コンペティション」も設定されていますが、今回の「BMW M4 CS」は、エンジン性能をさらに向上させるとともに、軽量化によって究極のサーキット走行性能を提供する「超」ハイパフォーマンスモデル。

心臓部である3.0Lの直列6気筒「Mツインパワー・ターボ・エンジン」は、「BMW M4コンペティション」よりも10psアップの最高出力460ps/6250rpm、最大トルクは50Nmも増大の600Nm/4000-5380rpmに到達。

「BMW M4 CS」の0-100km/hの加速は4秒を切る3.9秒で、スーパースポーツカー並の圧倒的な加速性能を得ています。なお、トランスミッションは「M DCT」のみ。

足まわりでは、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」の3つからダンパーの作動モードを選択できる「アダプティブMサスペンション」を標準装備。

さらに、「アクティブMディファレンシャル」も搭載されていて、「ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)」と常にデータをやりとりすることで、アクセルペダル位置、ホイール回転数、ヨーレートも考慮され、走行状態に応じて素早く確実なレスポンスが得られるそうです。

サーキットなどの過酷な条件下では、たとえばヘアピンコーナー出口での加速、路面の摩擦係数の変動など、状況に応じた走行安定性のため各システムがトラクションを最適化。

通常は、アンダーステアやオーバーステアの傾向をDSCによるエンジンとブレーキの制御により修正されますが、「BMW M4 CS」に装備される「Mダイナミック・モード(MDM)」の介入により、ホイールスリップの許容範囲が拡大され、軽度のドリフト走行を可能とするなど、走らせる楽しみも得られる余地も大いに残されています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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