新型ポルシェ911GT3が量産仕様でニュルブルクリンクの自己ベストを更新

純粋な公道用モデルであるポルシェ911 GT3が、ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)の初アタックを実施、7分12秒7という自己ベストのラップタイムを記録したことが発表されました。

911 GT3は、モータースポーツ用の兄弟モデルとほぼ同じスペックを持つ純粋な公道用モデルです。シャシーでは、リアアクスル・ステアリングが特徴。

新型911 GT3が搭載するエンジンは、もちろん水平対向6気筒エンジン。総排気量は3996 ccの自然吸気エンジンで、最高出力は368 kW (500 PS) / 8250 rpm、最大トルクは460 Nm / 6000 rpmとなり、今回のアタックカーは7速PDK(デュアルクラッチトランスミッション)仕様ということです。

タイヤはアタック用のスペシャルではなく、ミシュラン・スポーツカップ2 N1という量産モデルそのままでタイムを更新したことがアピールポイントとなっています。

今回の初走行のタイムは、先代のベストを12.3秒も上回っていますが、量産車そのままの姿でタイムを更新したというわけです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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