フィアットのスポーティラインとして生まれ変わった「新生」アバルトは、2009年2月に日本でも販売されて以来、累計登録台数は5年7か月で5,000台、その後2年7か月で10,000台突破と成長が加速し、着実にファンを獲得。
FCAジャパンでは、販売ペースが上昇した主な理由として、ラインアップの充実、共に進めてきた正規ディーラー店舗の拡充が功を奏しているとしています。
日本導入時にわずか4拠点だったアバルト正規ディーラー店舗数は、2016年7月には、全国のフィアットディ―ラーにおけるアバルトの発売の開始もあって全国79店舗まで拡大。
また、ラインアップも年々充実していて、2016年10月に新型オープン2シータースポーツの「アバルト124スパイダー」を導入。さらに2012年からオーナー向けのセーフティ&スポーツドライビングスクール「アバルト ドライビング アカデミー」を開催するなど、ブランド力アップに余念がありません。
一方、フィアット500シリーズは発売後5年7か月で2万台を突破し、その後3年6か月という短い期間で、さらに2万台の上乗せを実現。
フィアット500は、2008年3月の国内導入以来、愛らしいスタイリングと低燃費・低排出の環境性能の高さが評価されているそうです。2015年10月には、フィアット初のスモールSUVの「500X」を追加。さらに2016年1月には日本導入以来初となる「500」にマイナーチェンジを施しています。
販売網の充実など、ブランド強化を図っている「フィアット」、「アバルト」ブランド。コンパクトなモデルがラインナップの中心になっているだけに、さらに日本でも存在感を高めそうです。
(塚田勝弘)