いつだって冷静なボッタスがF1参戦81戦目でついに初優勝!優勝の瞬間に見せた姿とは?【2017F1第4戦ロシアGP】

2017年F1第4戦ロシアGPが、ソチ・オートドローム(5.848km、周回数53周)で開催されました。

ロシアGPの開催地、ソチ・オートドロームは2014年ソチ冬季オリンピック開催後の競技会場敷地を利用したロード・ストリートコース。現在のF1開催コースの中ではスパ・フランコルシャンとシルバーストンに次ぐ長さです。

新しいサーキットでどこか近代的な雰囲気なのですが、山と海に囲まれており自然も豊で、一度は現地観戦をしたい憧れのサーキットでもあります。

決勝前日に行われた予選では、セバスチャン・ベッテル選手(フェラーリ)が今季初ポールポジションを獲得しました! ベッテル選手がポールポジションを獲得したのは2015年シンガポールGP以来!! 2番手にはチームメイトのキミ・ライコネン選手が続き、フェラーリは2008年のフランスGP以来となるフロントローを独占。フェラーリファンにはとっても嬉しい予選になりましたよね。

3番手にはバルテリ・ボッタス選手、4番手にはルイス・ハミルトン選手とメルセデス勢が並びます。

レースはスタート前のフォーメーションラップから大混乱。なんと、フェルナンド・アロンソ選手(マクラーレン)がマシントラブルにより、最終コーナー手前で止まってしまったのです。

呆然と歩くアロンソ選手の姿は、見ていられない程辛かった……。これにより、もう一度フォーメーションラップを行い(エクストラフォーメーションラップ)レースは53周から1周減り、52周で争われることになりました。

さぁ、仕切り直してレースのスタートです。3番手のボッタス選手が好スタートでグングン前にのびていき、1番手に浮上! 2番手ベッテル選手、3番手ライコネン選手、4番手ハミルトン選手が続きます。

後方ではロマン・グロージャン選手(ハース)とジョリオン・パーマー選手(ルノー)が接触し、二人ともリタイアに。コースサイドに2台のマシンがとまり、セーフティーカーが導入されました。

4周目、セーフティーカーがピットに入り、レースが再開。冷静にリスタートをきめたボッタス選手はトップを守り、27周目にはタイヤ交換のためピットイン。ウルトラソフトからスーパーソフトに履き替えます。

その後、ライコネン選手とハミルトン選手もタイヤ交換をしますが、ベッテル選手はステイアウト。34周目、ようやくベッテル選手もピットイン。ボッタス選手との位置関係がどうなるのか、ドキドキの瞬間です。結果はボッタス選手が前、ベッテル選手は4秒後方でコースに戻りました!

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
続きを見る
閉じる