4月6日、現行メガーヌ ルノー・スポール最後の限定車となる「273パックスポール」と「273ファイナルエディション」が発売されました。
わずか20台の抽選販売となる273パックスポールの専用装備のひとつが、マルケジーニ製鍛造アロイホイール。実はこのホイール、意外にも日本企業との共同開発であることをご存知でしょうか?
同ホイールのデザインはイタリアの高名なホイール設計家、ロベルト・マルケジーニ氏。1960年以降、イタリアやスペインのホイールメーカーで、フェラーリやマセラティ、アバルト用などの名品を生み出した、軽量ホイール設計の第一人者です。
そして2013年、ルノーR.S.用鍛造ホイールの設計を同氏に依頼したのが、日本企業である株式会社TASでした。
TAS社はディーゼルエンジン部品などに加え、多くのホイールブランドを有する自動車部品メーカー。2016年には、マルケジーニ氏と共同でスポーツホイールブランド「ルオーテ・マルケジーニ」を立ち上げました。
今回、マルケジーニ氏が日本のユーザーのためだけにデザイン、これをルノー・ジャポンが厳選したとするのは、実はこうした経緯があったんですね。
1本あたり、ノーマル比で3.3kgもの軽量化を果たしたのは、マルケジーニ氏の設計と、日本企業の高度な技術、さらに鍛造協力会社の高いノウハウが結晶したものと言えるのかもしれません。
(すぎもとたかよし)