【新型BMW5シリーズ試乗】内装の質感と居住性、積載性も見逃せない魅力

後席は少し背もたれが立ち気味ですが、頭上空間に余裕があり、身長180cmの乗員が無理なく4人座れるパッケージングが無理なく(無理な姿勢を強いられることなく)成立している印象。

荷室容量は530L(プラグインハイブリッドの530eは410L)。Eクラスは540L、ボルボS90は560Lですから、FFのS90には及ばないものの、最大のライバルであるEクラスとはほぼ同等といえる広さを確保しています。リヤバンパー下で足を動かすことで開閉可能な「コンフォート・アクセス」機能も用意されるなど、最新技術により使い勝手の面にも配慮されています。


 

さらに、「M Sport」にはパドルシフトを設定するほか、「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」により、ECO PROからSPORTまで状況に応じて選択でき、トランクションコントロールのセッティングまで可能となっています。

なお、3.0Lの直列6気筒エンジンを搭載する「540i M Sport」はECO PROモードでも高速域までまったく不足はなく、スポーツにすれば公道では踏み切れないほどの加速を容易に引き出すことができます。

(文/塚田勝弘 写真/中里慎一郎)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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