新型ディスカバリーのルーフにドローンを装着したビスポーク・モデルが登場【ジュネーブモーターショー2017】

「PROJECT HERO」は、世界最大の人道支援ネットワークである国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)とジャガー・ランドローバーのパートナーシップにより開発された新型ディスカバリー。災害時の対応時間を短縮することで、赤十字社の人命救助に役立つことを目指して開発されています。

ランドローバーは1954年以降、赤十字社を支援していて、世界中で活用できるために120台の車両を提供してきたそうです。

「PROJECT HERO」は、ルーフにドローンが据え付けられた初の車両。セルフセンタリング技術を備えた完全統合型の着陸システムにより、車両が動いている間でもドローンを「PROJECT HERO」に着陸させることが可能で、これは世界初となる技術だそうです。

悪路での高い走破性を誇る新型ディスカバリーに、ドローンを装着することで、災害時の周囲の確認などに活用できる「PROJECT HERO」。万一に備えてこうした車両が世界中に配備される日が近いのかもしれません。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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