レンジローバー「ヴェラール」、ジャガー「I-PACEコンセプト」が出展。SUVの商品力を強化【ジュネーブモーターショー2017】

もう1台のクロスオーバーSUVである「I-PACEコンセプト」はジャガー初となるEVで、500km以上の航続距離、急速充電、爽快なパフォーマンスを追求。

今回のジュネーブモーターショーでは、量産仕様「FIRST EDITION」のエクステリアカラーの1つであるファントムレッドの「I-PACEコンセプト」が出展されました。

「レンジローバー・ヴェラール」も生産される英国のジャガー・ランドローバーの3つの車両製造工場は、生産能力の限界に近づいているそう。そのため「I-PACE」は、オーストリアのグラーツにあるマグナ・シュタイヤー社の工場で製造される予定。マグナ・シュタイヤー社の工場には100年を超える実績があり、これまで世界中の多くの自動車メーカーと協力して、幅広く委託製造が行われています。

SUVとセダン、スポーツカーを中心揃えているジャガー・ランドローバー。2020年までにクリーンディーゼルやガソリンエンジン、バッテリーEV、PHEV、MHEV(マイルドハイブリッド式電気自動車)のすべてを製品戦略計画に盛り込んでいるそうです。

世界各国で強化される環境規制に対応するには必須といえる戦略だけに、ジャガー・ランドローバーらしさを継承しながらどんな次世代エコカーを提案してくるか楽しみです。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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