新型ポルシェ911GT3が世界初公開!! 日本でも4月から受注を開始【ジュネーブモーターショー2017】

サーキット走行を楽しむGT3オーナーにとって朗報は、2.86kg/psという圧倒的なパワーウエイトレシオによってサーキットでも本領をいかんなく発揮(車両重量1430kg)。

新型GT3専用に調整された7速PDK(デュアルクラッチトランスミッション)を標準装備し、0-100km/h加速タイムは3.4秒、最高速度は318km/hに到達。さらに、6速MTも用意されています。なお、6MT仕様の0-100km/h加速タイムは3.9秒でPDKには及びませんが、最高速度は320km/hに達します。

可変式のリヤアクスルステアリング(後輪操舵)を備えたシャーシは、速度に応じて後輪を前輪と同位相、または逆位相に操舵されることで、俊敏性と安全性を同時に向上するシステムです。さらに、ダイナミックエンジンマウントとリヤディファレンシャルロックもドライビングダイナミクスの向上に寄与しているそう。

外観では何といっても巨大なカーボン製リヤウイングが目を惹きます。軽量設計されたフロントエンドとフロントスポイラーを含めて空力性能の最適化に寄与。さらに、排気口を備えた軽量なリヤエンドと新しいディフューザーによってエアロダイナミクスも強化されています。

スパルタンなインテリアも911 GT3の魅力。918スパイダーに由来するという直径360mmのGTスポーツステアリングホイールをはじめ、運転席と助手席に、サイドサポートが強化された「スポーツシート プラス」を装備。

ほかにも、リアルタイム交通情報とオンラインナビゲーションが標準装備される「ポルシェ コミュニケーション マネージメントシステム(PCM)」には、「コネクトプラスモジュール」と「トラックプレシジョンアプリ」も用意。後者はスマホで詳細なドライビングデータの表示、記録、分析が可能となっています。

新型ポルシェ911 GT3の日本仕様(7速PDK)の価格は21,150,000円で、左/右ステアリングともに設定されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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