レクサスに乗って雪道ガンガン。ちょいと贅沢なスノードライブを楽しんだ

LX570は1100万円もする高級車ですが、そのヘビーデューティ性もビックリするほど高いものです。

今回の試乗では、雪上に作られたモーグル(左右の連続した凹凸があるラフロード)や急な下り坂、最小回転半径よりも小さい半径のカーブなどが設定されていて、それを何の苦もなくクルマの性能で走破しました。

とくにおもしろかったのは、最小回転半径よりも小さい半径のカーブを曲がるワザです。これは後輪の内側1輪にブレーキを掛けることで、その1輪を中心にしてクルッと回ってしまうターンアシストという装置。まるでコンパスで円を描くかのようにタイヤを滑らして回るのです。速度は歩くくらいのレベルですが、やっぱりタイヤを滑らすのは楽しいです。

ある意味、LSなどに乗るよりもずっとずっと贅沢さを感じるのがLX。これに涼しい顔で乗れるのは、ほんとの遊び人なのかも知れません。

(諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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