ポルシェ・カイエンから始まった輸入車の高級SUVブーム。現在もロールスロイスがカリナン、ランボルギーニがウルスというモデルを開発しているといわれています。
そんな高級SUVブームの中で、イタリアの高級車ブランドであるマセラティが初のSUVとして導入したのがレヴァンテです。レヴァンテは2016年5月に日本に導入され、10月よりデリバリーを開始しました。
レヴァンテはマセラティのエントリーモデルにあたるギブリをベースに、3LV6ツインターボエンジン+8速ATのパワートレインを搭載。前後50:50の理想的な重量配分とクラストップレベルのエアロダイナミクス、そして4WDの駆動方式を採用しオン・オフ問わず高い走破性を実現しています。
そのレヴァンテに待望のディーゼルエンジン車が追加されることが発表されました。搭載される3LV6ディーゼルエンジンは、マセラティ社とイタリアのVMモトーリ社の共同開発したもので、最高出力275ps、最大トルク600Nmを発生しながら、13.9km/Lという高い燃費性能を両立しています。
車両重量は2290kgとガソリン車に比べて150kg増加していますが、前後重量バランスはほぼ50:50をキープし、0-100km/h加速6.9秒、最高速度は230km/hを実現しています。導入されるのは右ハンドル車のみで、価格は976万9090円です。このプライスならヒットは間違いないでしょう。
(萩原文博)