新型メルセデス・ベンツGLCクーペの登場、化粧品ポーラとのコラボも発表

2月22日に発表、発売されたメルセデス・ベンツGLCクーペ(メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペは3月下旬発売予定)は、文字どおりGLCをベースに専用のリヤセクションが与えられたSUVとクーペとクロスオーバーモデル。

ボディサイズは全長4735×全幅1890×全高1605mm、ホイールベースは2875mmで、BMW X4の全長4680×全幅1880×全高1625mmと比べると、55mm長く、10mmワイド、20mm低くなっています。

後席の居住性が気になりますが、身長171cmの私が座っても頭上には余裕があり、大人4人での長距離移動も十分にこなす実用性も兼ね備えています。ラゲッジは、500Lの通常時でもゴルフバッグが3セット積載可能で、最大時は1400Lという荷室容量を確保。単にデザインコンシャスなクーペ風SUVではなく、ファーストカーになり得る実用性も担保されています。

エンジンは184ps/300Nmの2.0L直列4気筒直噴ガソリンターボをはじめ、同じ2.0Lながら211ps/350Nmを誇る直列4気筒直噴ガソリンターボを設定。

ほかにも、170ps/400Nmの2.2L直列4気筒直噴ディーゼルターボ、そして211ps/350Nmの直列4気筒直噴ガソリンターボエンジンに、85kW(116ps)/340Nmを発生し、ブースト機能を併せ持つモーターを組み合わせたハイブリッドも設定しています。さらに、Mercedes-AMGの手による367ps/520Nmの3.0L V6ツインターボを用意。

CクラスやGLCの人気を支える安全面もこの2台と同様で、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめ、「アダプティブハイビームアシスト・プラス」の「LEDインテリジェントライトシステム」も全車に標準で用意。価格帯は、GLC200クーペの627万円〜メルセデスAMG GLC 43 4MATIC クーペの910万円です。

「CクラスのSUV」を謳うGLCでは飽き足らない層にアピールするGLCクーペは、「CクラスクーペのSUV」とは謳わないようですが、スタイリッシュなフォルムと実用性の高さは、メルセデス・ベンツのSUV人気をさらに加速させそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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