マツダE&TがCX-5のポップアップルーフ車を市場導入検討中【ジャパンキャンピングカーショー2017】

マツダはミニバンから撤退すると一部で報道されていますが、本当だとするとこうしたポップアップルーフ車を出すならSUVしかないでしょう。

市場検討中の「CX-5ポップ・アップ・ルーフ・コンセプト」は、「走って、曲がって、泊まれるSUV」というコンセプトを掲げています。その狙いは、マツダが誇るCX-5の高い機動力と普段使いのしやすさに「車中泊」という価値をプラスするもの。

市販は初代CX-5の中古車ベースを想定しているそうで、「中古車ベースでも大丈夫?(抵抗はないかという意味)」という質問も受けました。この点は中古の物件状況(個体差)によると思いますし、どういったアフターサービス体制になるかにもよりそうです。

一般論としてですが、まだCX-5であればデビュー年月から考えても問題なさそう。

 

コンセプトモデルの全高は、ポップアップルーフの格納時で1790mmとして1800mm以下に抑制。なお、ポップアップルーフ部の全長は1800mmとなっています。就寝はポップアップルーフ内に大人1人、子ども1人程度まで、室内のベッド展開時に大人1人、子ども1人くらいまでを想定。小さな子どもが2人いるファミリーでも対応できるということでしょう。

いまや乗用車派生型で車中泊に特化したポップアップルーフ車が数多く登場し、「キャンピングカー」(※8ナンバーの構造要件を満たさない種類)の1ジャンルとして定着していますから、あとは価格次第で一定のニーズがありそうです。

(文/塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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