パワートレーンとグレード構成(ハイブリッド、ガソリン各2グレード)に限りがある上に、価格帯も251万6400円〜290万5200円と決して安くはありません。
それでも、スタイリングの良さ、そしてトヨタとしては久しぶりのコンパクトSUVということもあって(もちろん販売力の強さもある)、今回のスタートダッシュにつながったのではないでしょうか? トヨタによると主な好評点は下記のとおり。
1.スピード感あふれるキャビン形状、「ダイヤモンド」をモチーフに強く絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアの対比など、個性際立つスタイリング
2.TNGAによる新プラットフォームを採用した低重心パッケージに加えて、「レスポンス」・「リニアリティ」・「コンシステンシー(車速・横G(カーブなどで外側にかかる力)、路面状況などに左右されずクルマの応答が常に一貫していること)」を突き詰めた走行性能
3.ハイブリッド車はクラストップレベルの30.2km/Lを実現し、「エコカー減税」の免税対象
気になるパワートレーン別の比率は、ハイブリッド車が約3万7000台、ターボ車が約1万1000台となっています。トヨタとしてはもっと直噴ガソリンターボが売れて欲しいという思惑もあるかもしれません。C-HRに限りませんが、日本市場でのハイブリッドの強さを改めて感じさせます。
グレード別では、上級仕様の方が売れています。ターボ仕様はG-Tが約8500台、S-Tが約2500台。ハイブリッドはGが約3万1000台、Sが約6000台。とくにハイブリッドの「G」グレードの人気ぶりが際立っています。
ボディカラーでは、「ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)」が約4割を占め、続くのが新規設定色の「メタルストリームメタリック」で約3割とのこと。
男女比率は男性(名義で)が約8割。年齢層は20-30代が3割を占め、若い層からの支持を集めています。なお現時点での納期は、ターボが4月上旬、ハイブリッドが4月中旬目処となっているそうです。
(文/写真 塚田勝弘)