続いて1988年から「グループA」に参戦したのが、ST165型のセリカGT-Fourです。トヨタ初のフルタイム4WDラリーカーで、90年にはサインツ選手が日本車による初のドライバーズチャンピオンを獲得しました。
そして3台目が、1992年に投入されたST185型のセリカGT-Fourです。この車両は第43回サファリラリーで、藤吉選手が日本人初となる優勝を獲得した際のマシン。セリカとしては通算8度目となる優勝となりました。右側のダメージがそのまま残されており、歴戦の勇士の佇まいを感じます。
そしていよいよ今年から参戦するヤリスWRCでの活躍を、大いに期待したいと思います。
(星崎 俊浩)