ハイブリッド搭載となると後席や荷室への影響が気になります。ヴィッツ・ハイブリッドは、嵩む駆動用バッテリーを後席下に配置することで、ガソリン車と同等の居住空間、荷室の広さを確保したとしています。
サイズは、全長3945mm(従来型比+60mm)、全幅1695mmで、最小回転半径4.7m(HYBRID U Sportyパッケージは5.6m。ガソリン車の165/70R14タイヤ装着車は4.5m)。「HYBRID U Sportyパッケージ」をのぞき、コンパクトカーにふさわしい取り回しといえます。
さて、今回のマイナーチェンジにより、内・外装も変更されています。外観の主な変更点は、フロントバンパー、ロアグリル、ヘッドランプ、フォグランプカバーで、ワイド&ローの構えを強調され、ダイナミックで低重心感を演出。さらに、「Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付・スモークメッキ加飾)」をオプション設定することで、ライン発光のLEDクリアランスランプとあいまって、精悍さを主張しています。
リヤは、バックドア、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプ、リヤバンパー、リヤワイパーなどの意匠変更により、フロントマスクと同様、ワイド&ローを感じさせるスタイルに変身。
また、LEDライン発光テールランプをオプション設定し、ストップランプに6個のLEDを組み込み、印象的なリヤビューを演出しています。
ボディカラーは、新色の「クリアブルークリスタルシャイン(オプション)」、「アバンギャルドブロンズメタリック」を含む全17色を設定。
一方の内装は質感を向上させるべく、加飾をブラックで統一し、洗練されたムードを演出。
また、「U」(Sportyパッケージを含む)に茶系色のバレルブラウンを新規設定し、モダンなムードに仕立てられているほか、「HYBRID Jewela」・「Jewela」(含む“SMART STOPパッケージ”)に赤茶系色のマルサラを新規設定することでクオリティアップが図られています。
安全面では、従来から設定されていた衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」に加えて、ヒルスタートアシストコントロールを全車に標準装備。
価格帯は、ガソリン車が1,181,520円(1.0L/2WD)〜1,952,640円(1.3L/2WD)。1.5L+モーターのハイブリッド(2WDのみ)が1,819,800円〜2,237,760円です。
(塚田勝弘)