搭載するエンジンはレース用エンジンのノウハウを持つオーテックの匠による管理のものハンドメイドで組んだ1.6L直列4気筒のHR16DEです。コンピューターをはじめ、カムシャフト、コンロッド、クランクシャフトそして強化バルブスプリングなど専用パーツを採用。さらにシリンダーヘッドのポート研磨などを施すことで、レッドゾーン7100回転という高回転まで気持ち良く回せるエンジンに仕上げています。
インテリアにはフロントシートにはホールド性と快適性を高次元でバランスさせたレカロ社製シートを標準装備。専用の本革巻きステアリングやシフトブーツにはシルバーステッチが施されています。スピードメーターは220km/hスケールそしてセンタークラスターにはシリアルナンバー入りのエンブレムを装着しています。
すでに完売となっているので手に入れるのは難しいマーチボレロA30ですが、オーテックジャパンの渾身の一台が東京オートサロンに登場。じっくり見られるのはこれが最後のチャンスになるかもしれませんので、ぜひ匠たちの意気込みを感じてください。
(文・萩原文博、写真・小林和久)