2017年1月10日に発表され、2月から順次発売されるブリヂストンの「ECOPIA (エコピア)NH100シリーズ」は、ブリヂストンがタイヤにおいて大切と考える「直進安定性」、「ドライ性能」、「ウェット性能」、「低燃費性能」、「ライフ性能」、「静粛性」、「乗り心地」という7つの性能項目を高めた低燃費タイヤ。
この「ECOPIA NH100シリーズ」は、ブリヂストン独自の「ナノプロ・テック」の技術に加え、2種類のポリマーを組み合わせた「エコ効きもちゴム」を新たに採用することで、ウェット性能・ライフ性能と低燃費性能の両立化が図られています。
「ナノプロ・テック」とは、低燃費や安全性、静粛性や耐久性など求められる性能に応じて、ゴムの構造を100万分の1ミリ単位で自在にコントロールし、タイヤの性能を極限まで引き出す為に生まれた超微細技術。
「エコ効きもちゴム」は、低転がり性能特化ポリマーとウェット性能向上ポリマーを組み合わせることによりトレッドゴムの発熱を抑制。ウェットと耐摩耗性能と低燃費性能の両立化を達成するものです。
また、耐摩耗最適化形状と独自技術の「ULTIMAT EYE(タイヤに求められる性能を最大限に高める同社独自のシミュレート、計測技術)」の活用に加えて、路面と接するトレッドゴムの剛性を高める「剛性コントロールシート」を採用することで、高い耐摩耗性能を実現したとしています。
セダン・クーペ用、ミニバン用、軽・コンパクト用の3シリーズが用意される「ECOPIA NH100シリーズ」は、同社のベーシックタイヤ「NEXTRY(ネクストリー)」と比較し、転がり抵抗と摩耗寿命性能を向上。3シリーズ展開とすることで、車種ごとにより発生しやすい偏摩耗を抑制し、ロングライフ化も達成しているのがポイントです。
競合となるタイヤが多くのメーカーからリリースされていますので、十分に検討する必要がありますが、新車装着タイヤがECOPIAであれば「ECOPIA NH100」シリーズを選択することで、性能の維持もしくはアップが期待できそうです。
(文/写真 塚田勝弘)