オンロード向けの新タイヤ「ALENZA 001」の特徴は、①高い運動性能、②低燃費性と長寿命化、③ウェット性能の向上、の3点です。
これらの特徴を実現するため、新タイヤ「ALENZA 001」では、タイヤ骨格を重構造の高剛性として高いドライ性能を実現し、タイヤパターンについては、マルチラウンドブロック(ウェット性能向上)とチャンファリング(ブレーキ性能向上)を採用しています。
また、コンパウンドでは「ナノプロ・テック」を採用したシリカ配合で転がり抵抗を同社製「DUELER H/P SPORT」対比で19%低減することに成功しています。
同時に新発売されるSUV/4×4用オールステージタイヤ 「DUELER A/T 001」は、オフロード・オンロードどちらにも使いやすい中間的な性格のタイヤで、オールステージタイヤとして「様々な路面での走破性」、「オンロードでの低燃費性能」、「十分なトラクションを維持できる高いライフ性能」を特徴としています。
これらの特徴を実現するため 、新タイヤ 「DUELER A/T 001」では、センターとショルダーのブロック幅を見直した「DUELER A/T 001」の「専用最適配置ブロック」により、耐摩耗性能を従来品(同社製・DUELER A/T 694)対比で11%向上しています。
ブリヂストンは今回の新ブランド立ち上げで、プレミアムSUVタイヤ市場にオンロード重視の「ALENZA」と、オフロードも重視した「DUELER」という2ブランドで拡販を狙うことになり、今後の市場の評価が気になるところです。
(山内 博・画像:ブリヂストン)