三菱・eKスペースが大幅改良でフェイスリフトを実施!

信頼回復には、真摯な顧客対応はもちろん商品力アップも不可欠です。

2016年12月21日、スーパーハイトワゴンのeKスペースのフェイスリフトを実施し、機能の充実化や新グレードの追加などが図られています。

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最大の変化は顔つき。標準車のひと目で最近の三菱車と分かるフロントデザインは、優しげで質感の高さも伝わってきます。丸みを帯びた面構成に加えて、上下分割式のフロントグリルのアッパーグリルにはメッキリングが施されるなど、上質感を演出。

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一方のカスタムモデルは、こちらもアウトランダーなどでお馴染みのアグレッシブな印象を与える「ダイナミックシールド」を採用。アッパーグリル、左右ヘッドライトに連続感のあるメッキモール、アッパーグリルにメッキバーが配されることで、ワイド感のあるスタンスが強調されています。

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写真を見る限り、カスタムモデルは「やり過ぎ?」と思えましたが、実車を眺めるとスポーティなだけでなくクオリティの高さも感じさせますし、よりキュートになった標準車との違いも明確で、eKスペースシリーズの存在感が増したことは間違いなさそう。

スーパーハイトワゴンは、高級感の演出が欠かせない要素のひとつとのことで、自ら招いた逆風下とはいえ、どれだけ拡販につなげられるか注目です。

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価格帯は標準車が123万9840円〜169万200円、カスタムモデルが156万8160円〜193万5360円となっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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