日産が、自動運転技術を活用した無人搬送システム 「Intelligent Vehicle Towing(インテリジェント ビークル トーイング)」を追浜工場に導入していることを発表しました。
すでに1年前から試験をしてきたという「インテリジェント ビークル トーイング」は、自動運転機能を備えた電気自動車「リーフ」をベースの牽引車を使った完成車無人搬送システムで、一度に最大3台のクルマを運ぶというもの。
台車へのクルマの載せ降ろしは人間が行ない、そこから構内の移動を無人運転で行ないます。
自動運転技術としては、複数のカメラとレーザースキャナーにより白線、路肩、障害物などの情報と地図データを組み合わせたもの。また、管制センターから緊急停止させることも可能ということです。
自動運転の基準としては、もっとも高度といえる「無人走行」を、クローズドエリアとはいえ、実用化した日産の自動運転技術。これにより、車両搬送のスタッフを減らすことができ、労働人口減少に対するソリューションのひとつとして考えているということです。
(山本晋也)