メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンは、大容量の荷室とセダン並の静粛性・快適性が自慢

さらにワゴンならではの装備として、リヤエアサスペンションに電子制御のセルフレベリング機能を備えることで、乗車人数や荷物の量に関わらず、一定の車高を維持することで乗り心地と運動性能を確保したとしています。

e_class_stationwagon_8

ステーションワゴンとはいえ、新型Eクラスですから快適性も気になるところ。ワゴンの構造上、キャビンとラゲッジの間に隔壁がなく、直接つながっているから発するワゴン特有の騒音や振動にも対策が施されています。

リヤセクションをワゴン専用に設計し、ボディ底面を補強することでボディ剛性を向上。騒音に対しては、ボディ各部(バルクヘッド、サイドウォール、フロア、リヤシート下部、ホイールアーチなど)に遮音材を多く備えることで静粛性を確保しているそうです。

e_class_stationwagon_3

新型Eクラスがデビューした際に話題となった、高速道路などでウインカーを2秒以上作動する機能(アクティブレーンチェンジングアシスト)を含むドライブパイロットは、ステーションワゴンにも標準装備されています。

先行車との車間距離だけでなく、周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視し、従来よりもステアリングアシストの介入を拡大。車線が消えかかっている、あるいは表示されていない場合でも先行車を追従します。

また、システム起動時に高速道路上で自動停止した際、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーをサポート。ほかにも、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止するアクティブエマージェンシーストップアシストもセダン同様に搭載されています。

e_class_stationwagon_9

エンジンは、2.0Lの直列4気筒直噴ガソリンターボ、2.0Lの直列4気筒直噴ディーゼルターボ、3.5L V6直噴ツインターボ、3.0L V6直噴ツインターボを設定。

e_class_stationwagon_0

価格帯は「E 200 ステーションワゴンアバンギャルド」の712万円から「Mercedes-AMG E 43 4MATIC ステーションワゴン」の1186万円となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる