85歳以上に続くのは16~19歳の6.67、もっとも低いのは35~39歳の1.18となっているのです。ちなみに65~69歳の数値は1.84と平均より低く、70~74歳でも2.04とほぼ平均値。高齢ドライバーとひとくくりにしがちですが、75歳未満であれば問題視する必要はないということが数字から見えてきます。
一方で、75~79歳は3.41、80~84歳は4.79と徐々に増えています。それにしても85歳以上になると圧倒的に10万人当たりの事故件数は増えているわけで、限られたリソースの中で高齢ドライバーの対策をするのであれば、85歳という年齢をひとつの区切りとしていくのが有効になると言えるでしょう。また、巷間言われているように75歳というのが節目となることも、この数字は示していると言えそうです。
グラフ引用元:警察庁 交通事故統計『平成28年上半期の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について』
(山本晋也)
【関連リンク】
警察庁 交通事故統計
https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/toukei.htm
平成28年上半期の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001159583