「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」には、510hpを誇る2.9LのV6ターボエンジンが搭載され、ZF製8ATとの組み合わせにより圧倒的な動力性能も確保。
6気筒エンジンは、フェラーリの技術からもインスプレーションを得てアルミ製を採用し、フロントアスクルを中心に軽量化も図られています。気筒休止システムなど最新技術を投入することで、燃費を向上するなど時代の要請に応えるユニットとなっています。
4WDシステムは通常走行時はリヤに100%駆動力が振り分けられ、前輪がスリップしそうになると、専用トランスファーケースを介してフロントアクスルに最大50%のトルクを伝達。
さらに、リヤディファレンシャルの2つのクラッチは、各ホイール間のトルク供給を別々に制御することが可能で、シーンを問わず効率的な駆動配分が可能になっています。
ほかに、280hpの直列4気筒2.0Lガソリンターボも用意されます。こちらもオールアルミ化され、400Nm/2250 rpmという最大トルクを発揮。「マルチエア」と呼ばれる電気油圧式バルブ駆動システムに加えて、ターボと200bar高圧直接噴射システムを備え、ハイパワー&大トルクと燃費の両立が図られています。
アルファ ロメオ初のSUV「ステルヴィオ」の日本導入時期は現時点では不明ですが、日本での販売網再構築(アルファ ロメオ専売ディーラー)がアナウンスされているだけに、ジュリアとともに目玉モデルとして導入が期待されます。
(塚田勝弘)