では、これまでシリーズハイブリッドを搭載した国産車はなかったのでしょうか? じつはトヨタが最初に市販したハイブリッドカーが、シリーズハイブリッドと呼ばれるシステムを採用していました。
そのトヨタ初のハイブリッドカーとは、1997年8月に発売されたマイクロバス「コースターハイブリッドEV」です。マイクロバスの巨体を、1.3リッターという小排気量エンジンで発電、70kWの駆動モーターにより駆動するというものでした。
その後、プロトタイプやコンセプトカーとしての提案はありましたが、実際に市販された国産車となると、日産ノートは、トヨタ・コースターハイブリッドEV以来のシリーズハイブリッド車といえるのではないでしょうか。
(山本晋也)