「G-Vectoring Control(G-ベクタリング コントロール)」をはじめ、ノック音の発生そのものを抑制する「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を全車標準装備としたほか、リフトゲートのガラスの板厚アップ、遮音、吸音材の追加採用などにより、風騒音やロードノイズを抑制。
これにより、車内での会話のしやすさを向上させているそうですが、これは先の改良でフロントドアガラスの厚みを増したことで、相対的にリヤシートの騒音が高まったことに対する対応となっています。
また、走りではサスペンション、電動パワーステアリングのチューニングなどをきめ細かくすることで、質感の高いハンドリングと乗り心地を実現したとしています。
デミオ同様に、「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」を詳細に表示されるように変更し、フルカラー・高輝度・高精細・高コントラスト化を実現。
デミオには用意されない装備として、運転席の「10Wayパワーシート&シートメモリー」を「XD L Package」に標準、「XD PROACTIVE」にメーカーセットオプション設定しています。こちらには、シートポジションと連動して「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」の角度、明るさ、ナビの表示設定なども登録できる機能も備わっていて、自分のドライビングポジションを素早く設定することができます。
安全面では、ブレーキの自動制御で衝突被害を軽減する「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」が大幅に進化して全車に標準装備されています。
こちらもデミオには未設定の機能で、検知対象を車両のみから、歩行者まで拡大するとともに、作動速度域も従来の約4~30km/hから、車両検知で約4~80km/h、歩行者検知で10~80km/hまで拡大。
また、後退時の衝突被害軽減をサポートする機能「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(後退時)SCBS R」を新設定し、「XD L Package」に標準装備、「XD PROACTIVE」にメーカーセットオプションされています。
CX-3の大きな訴求点である外観は、「機械の持つ精緻な美しさの追求」をテーマにした「マシーングレープレミアムメタリック」をはじめ、「エターナルブルーマイカ」、「スノーフレイクホワイトパールマイカ」と3つの新色を採用し、全8色展開となっています。さらに、全グレードで上質な世界観を演出すべく、LEDヘッドランプと18インチアルミホイールを「XD」にも新設定。
デミオ同様に価格帯は基本的に据え置きで(一部装備によりアップ)、237万6000円〜306万6400円です。
(文/写真 塚田勝弘)