スマートの日産版が出る!? ルノー・日産とダイムラーの協力関係を両社のトップがアピール【パリモーターショー16】

2016年9月30日、パリモーターショーにおいて開かれた記者会見において、7年目を迎えたルノー・日産とダイムラーのパートナーシップ関係が順調に発展していることを発表しました。

Daimler und Renault-Nissan Pressegespräch 2016, Paris

記者会見に臨んだのは、ルノー日産のカルロス・ゴーンCEOと、ダイムラー取締役会長のディーター ツェッチェの両氏。それぞれが協力関係が順調に進んでいることをアピールしました。

両グループの協力関係は、日本においても、スマートとルノー・トゥインゴが共同プラットフォームを用いていることや、スカイラインがダイムラー由来の4気筒ターボを搭載していることなどで知られていますが、三大陸をまたぎ全領域において共同プロジェクトを進めることで、スケールメリットを生み出しているというわけです。

Mercedes-Benz auf der „Mondial de l’Automobile 2016“

パリモーターショーでは、そうした協力関係を示す一例として、ルノーのクレオン工場で生産されたモーターを搭載した新型「スマート フォーツー」、「スマート カブリオ」、「スマート フォーフォー」のEV版が世界初公開されています。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる