質感の向上とともに広くなったキャビンも注目。
従来型よりも室内長は17mm、前席のショルダールームは11mm、後席ニールームも24mm拡大。荷室容量はクラストップレベルの480Lを確保し、トランクリッドは電動開閉式が標準になるほか、オプションで、センサーコントロールで自動開閉するシステムも選択することも可能。
操作系は、標準装備のアナログタイプのほか、お馴染みの「アウディ バーチャルコクピット」をオプションで設定。また、MMIタッチ付MMIナビゲーションンプラスには、8.3インチモニターや10GBのフラッシュメモリーなどが用意されます。
新型アウディA5スポーツバック最大の注目はパワートレーンで、2タイプのTFSIと3タイプのTDIユニットを設定。出力範囲は140kW(190hp)~210kW(286hp)で、従来型から最高出力を最大17%向上させながら、燃料消費量は最大22%削減されています。
組み合わされるトランスミッションは、6速MT、7速Sトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)、8速ティプトロニックの3タイプ。駆動方式は、FFとフルタイム4WDのクワトロで、210kW(285hp)を発生する3.0 TDI搭載車にはquattroが標準装備。
V6ターボエンジンを搭載する最速グレードは、0-100km/hを4.7秒でクリアし、最高速度は250km/h(電子リミッター作動)に到達。クワトロと8速ティプトロニックが組み合わされます。
さらに、多様な燃料に対応する「g-tron」モデルの追加も見逃せません。搭載される2.0 TFSIエンジンは、最高出力125kW(170hp)を発生し、燃料は「Audi e-gas」のほか、天然ガスや通常のガソリンでも走行することができます。
(塚田勝弘)