9月18日(日)にF1唯一の市街地ナイトレース、シンガポールGPがマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで開催されました。
オープニングラップからセーフティーカーが導入され、波乱のスタートで始まったシンガポールGP。そんな中、ニコ・ロズベルグ選手(メルセデス)がポール・トゥ・ウィンで勝利し、ドライバーズチャンピオンシップリーダーに舞い戻りました。
ニコニコのロズベルグ選手が表紙の「F1速報シンガポールGP号」の見所をみていきましょう!
■GRAND PRIX PLAY BACK
写真でグランプリを振り返る「GRAND PRIX PLAY BACK」。ページをめくった瞬間、その美しさに心を奪われました。
マリーナベイ・サンズの壁にF1マシンが映し出されるなど、街全体がF1ムードになるシンガポールGP。私は2度現地観戦したことがあるのですが、何より驚いたのはコースの明るさでした。近くを走る一般道との明るさの違いは、写真で見ても一目瞭然ですよね。この幻想的な雰囲気は一度行ったらやみつきになります。
■FOCUS 拳中にあり
セッティングに不満を抱えたルイス・ハミルトン選手(メルセデス)を尻目に、チームメイトのロズベルグ選手は予選で圧巻のポールポジションを獲得。レースでも波乱含みの終盤をしのぎ切り、過去未勝利のシンガポールを制しました。
この週末のふたりの明暗には、メルセデスのエクゼクティブディレクター(ビジネス)のトト・ウォルフ氏も驚きを隠せなかったようです。
「いつもはルイスには卓越したペースがあると言っているが、今回はニコのほうがそれに当てはまったね。本当に目が眩むように速かった。予選であんなに差をつけるなんて、シンガポールでは珍しい。レースでもペースをコントロールしていた。」
一方、ハミルトン選手の災難については
「出足でつまずいたね。FP2で油圧系が液漏れしてしまい、十分なラップを走り込めなかった。セットアップの確認ができず、いつも通りのマシンではなかったんだ。レースでもブレーキ温度が上がってからは、それを抑えるのに手こずっていたし。今回はドライバーエラーが原因ではなく、彼にはツイていない週末だっただけだ。」
と語っています。