「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、「ステアリングパイロット」が作動状態であり「2秒以上ウインカーが点滅させる」ことが自動車線変更の条件です。
「ステアリングパイロット」は、車線のカーブと先行車を認識するだけでなく、車線が消えかかっていたり、消えていたりする道路でもガードレールなどを認識し、車間を保ちながらステアリングをアシストする機能。
この自動車線変更機能は、作動前に一瞬の間を感じます。初めは反応が遅く感じますが、進路変更の3秒前にウインカーを出すという法規がある以上、理に適っているといえるでしょう。
さらに、移りたい車線に先行車がいる場合、もちろん車線変更はされずに直進します。また、微妙な車間距離だとどうでしょうか? 行けそうで行けないような車間距離だと、「一瞬車線変更するような動き」がステアリングと車両から感じられます。この動きは、同機能がオフになっているのではなく、きちんとアクティブ(作動状態)になっていることをドライバーに知らせるものだそう。
レーダーセンサーやステレオカメラにより全方位ほぼ360°監視している高度なシステムを搭載しているメルセデス・ベンツ Eクラス。ロングドライブで疲れている際などに威力を発揮してくれそうです。
(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)