日本人なら誰でも知ってるトヨタ・カローラは、今から50年前、画期的な新型セダンとしてデビューしました。それから半世紀、「花の冠」を意味するカローラは11世代に渡って進化を重ねてきました。
幕張メッセで開催中(8月7日まで)の「オートモビル カウンシル2016」のトヨタブースには、50周年を記念して歴代のカローラ達が展示されています。
■KE10型(1966年)
1966年10月に誕生したカローラは、直前に登場したサニーとともに日本に本格的なモータリゼーションをもたらし、発売とともに大人気に。新開発のK型エンジンは、ライバル車に比べて「プラス100ccの余裕」が大きな話題となったそうです。
■Levin TE27型(1972年)
カローラ・クーペのボディに、セリカ1600GT用の2T-G型 DOHCエンジンを搭載した高性能車。軽い車両と115psの最高出力で、初参戦した富士スピードウェイでの第9回日本GPクラス優勝を飾るなど、数々の戦績はいまも伝説となっています。
■1600GT TE71型(1979年)
車体デザインでは3代目の名残をいっさい捨て去り、400時間を超える風洞実験から生まれたのが、優れた走行性能と美しいスタイルをもつ4代目カローラ。その中でも、「GT」の称号を与えられた高性能モデルです。
■AXIO HYBRID G 「50 Limited」(2016年)
そして、2016年9月1日に発売予定のカローラ生誕50周年記念特別仕様車(全国限定500台)もありました。初代カローラKE10のカラーサンプルを元に再現したという赤いレザーシートが素敵です。カローラファンの方にはたまらない1台ではないでしょうか。
直列4気筒DOHCを搭載し、ハイブリットシステム最高出力73kw(100ps)、燃費33.8km/L。気になる価格は2,400,000円(税込)です。
カローラの歴史一覧表や観光地によくあるような記念写真のパネル、運転席から顔を出して初代カローラをドライブしているような気分になれる写真スポットもありました。KE10に乗ったらこんな感じ? ぜひお試しあれ! 歴代カローラ達が展示されたトヨタブースでお気に入りのカローラを見つけてみてくださいね。
(文・島田有理/写真・clicccar編集長小林和久)