マネパランボルギーニの織戸選手とVivaC 86 MCの松井選手のデッドヒートにGT500マシンが絡んできたちょっとした瞬間、62周目のハイポイントでPRIUSの中山選手がVivaC 86 MCに勝負をかけ2位に浮上。
そして63周目でマネパランボルギーニも抜き去りトップに躍り出ます。
そして激しい攻防の末、VivaC 86 MCの松井選手はマネパランボルギーニを攻略し、再び2位に浮上。マネパランボルギーニはこのあたりでタイヤが尽きてしまったのか、その後もずるずると順位を落としていきます。
VivaC 86 MCが2位に浮上したその背後には、3位に上がってきたSUBARU BRZ R&D SPORTとGAINER TANAX AMG GT3が激しい追い上げを見せて迫ります。
このまま2位争いにもつれ込むのか?という、71周目の最終コーナーで8番手まで落ちていた UPGARAGE BANDOH 86が最終コーナーでクラッシュ!激しくスポンジバリアを蹴散らし、修復のために赤旗が掲示され、その段階でレースが終了となります。
悲喜こもごものレース終了となったが、これもSUGOの魔物の仕業なのでしょうか。
優勝は31番 TOYOTA PRIUS apr GT 、2位にVivaC 86 MC、3位にSUBARU BRZ R&D SPORTとなり、JAF GT勢が表彰台を独占するカタチとなりました。
ここまでノーポイントだった31番 TOYOTA PRIUS apr GTが20ポイント獲得で一気にドライバーポイントランキング3位に浮上。
2位となったVivaC 86 MCはドライバーポイントランキング首位となり、チャンピオン争いも面白くなってきています。
次戦は8月6〜7日の富士スピードウェイ「2016 AUTOBACS SUPER GT Round5 FUJI GT 300km RACE」。真夏の300kmはドラマの多いレースとなるでしょう。
(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)