7月23~24日にスポーツランドSUGOで開催された「2016 AUTOBACS SUPER GT Round4 SUGO GT 300km RACE」。
予選Q1でまさかの赤旗中断、そのままQ1終了というまさに「魔物」の出現により日産GT-R勢が全車Q1敗退、予選9位という驚愕の結果を乗り越えて「眠眠打破」も応援するKONDO RACINGのフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rが念願の今期初優勝を獲得しました。
眠眠打破はKONDO RACINGの「ここぞの瞬間」を応援するパートナー。
レース中盤にセーフティーカーが入るアクシデントの最中、まさに「ここぞの瞬間」でタイヤ無交換を決断し首位を手にしたKONDO RACING。
はたしてゴールまでタイヤが持つのかどうか、ハラハラする展開ながらも佐々木大樹選手は首位を守り、後続のライバルを引き離そうと必死に逃げていきます。
まさに祈るような気持ちでピットで見守るクルーや監督。そこにGT300マシンのクラッシュによる赤旗中断の知らせが入ります。
このままレースが終了すればKONDO RACINGの優勝決定。先走るスタッフを抑えつつ、近藤監督が情報収集に集中。
情報が錯綜する中、一度はサムアップをした近藤真彦監督ですが、「いや、ちょっと待て」とピットのスタッフに合図を送ります。
そして赤旗中断をもってレース終了という情報が入った瞬間、近藤監督の顔がほころび、柳田真孝選手が歓喜の声を上げます。
サインポストに駆け寄るスタッフ。この瞬間に近藤監督にも優勝の実感が湧いたよう。
近藤監督も歓喜の声を上げます。
開幕の岡山、第2戦の富士と成績が低迷していただけに、この優勝のうれしさはかなりのものだったのでしょう。
ピットに戻る佐々木選手もやり遂げたという表情。
レース終盤まで霧雨混じりの曇り空であったのに表彰式には青空も顔を見せ、まるで優勝を祝福しているかのようでした。
本当に「ここぞの瞬間」の決断がもたらした勝利!
次戦は、昨年も優勝を果たしている富士スピードウェイでの300kmレース。KONDO RACINGの「ここぞの瞬間」がまたもや発揮されることでしょう。
SUPER GT500第4戦 でのKONDO Racing 優勝、本当におめでとうございます!!
(写真・文:松永和浩)