アストンマーティンが99台限定の「Vanquish Zagato Coupe」を披露

生産されることになった「Vanquish Zagato Coupe」は、同コラボとして5台目のモデルで、アストンマーティンのダイナミズムや素材クオリティへのこだわりに、ザガートの特徴であるデザイン・ランゲージを巧みに融合させています。

また、高いスポーツ性だけでなく、アストンマーティンの手になるビスポーク・ラグジュアリーの究極の形を示すものという意欲作。

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アストンマーティンの6.0L V12エンジンは、最高出力が600ps(欧州仕様)に引き上げられており、0-60mph(約97km/h)をわずか3.5秒で加速。パフォーマンス向上により、サスペンションのセットアップも見直されています。

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ザガートらしいアグレッシブな外観が目を惹きますが、ボディはカーボンファイバーで製作され、大きな1ピースパネルを使うことにより、ボディパネルの継ぎ目に現れるスプリット・ラインを大幅に削減しているのが特徴。

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そのほか、ザガートの伝統的なリヤビューを彷彿とさせる円形のテールライト・リフレクターをはじめ、「Aston Martin Vulcan(ヴァルカン)」と同様のLEDブレード・テクノロジーのOne-77用に開発されたものと密接な関係があるという、ウイング・ミラーなども注目点です。

「Vanquish Zagato」の彫刻的なリヤエンドは、DB11のエアロダイナミックな造形を想起させる造形になっています。さらに、リトラクタブル・スポイラーやラゲッジへのアクセスを容易にするリヤハッチなども装備。

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一方のインテリアでは、ダッシュボードに、「ヘリンボーン・カーボンファイバー」とアルマイト処理が施された暗色ブロンズの組み合わせが採用され、オプションでアニリン・レザーも設定されています。

また、ベントやロータリー・スイッチには豪華な素材を採用しているほか、シートやドアトリムまわりには、ユニークな「Z」パターン・キルトがあしらわれていて、Zagatoのイニシャルである「Z」がヘッドレストにエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで施されています。

なお、欧州での納車は2017年第1四半期から開始される予定となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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