現役選手がレポーター? D1GPの破天荒な魅力【TSUKUBA DRIFT】

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── ピットレポーターっていうのはどうですか?

時田:「僕はドライバーですから! でも負けたときには、なにもしてないよりいいんじゃない?」

──自分がドライバーだからこそわかることもありますよね?

時田:「まぁ、自分だったら聞かれたくないことは聞かないけど、選手の心境とか、クルマのどこが壊れたとか、コースの状況がどうとかっていうのは答えられますよね……でも僕はドライバーですから!」

── ピットレポーターをやってプラスになることはありますか?

時田:「選手だとほかのチームのピットにズカズカ見に行けないけど、レポーターとして行くぶんには文句をいわれないし、それが仕事なので、そこでいろいろな技術やノウハウがチラ見できたりすることはありますね」

──  ピットレポーターをやることで人気が上がったりは?

時田:「いちばん悲しいのが、『予選落ちちゃったんだ。残念だね。じゃあ今日もピットレポーターだね』って、お客さんにいわれること。僕はドライバーですから!」

──  レポーターをやるためにネタを考えたりとかは?

時田:「してないよ! 僕はドライバーですから。頭はそっちで使うもんじゃないから。でもね、なかなか難しいんですよ。たとえばこのクルマのアレが壊れてるとか、わかっちゃっても言っていい部分と悪い部分があるんで。まぁ、そういうところは気をつかってますけど、ありがたいことにみんなやさしいので助かってます」

前にも書いたけど、時田選手も優勝経験がある一流ドライバー。いつもピットレポーターをやってるわけじゃありません。

時田選手がちゃんと追走に勝ち残っているときには、敗退したほかの選手に白羽の矢が立って、ピットレポーターをやるわけです。

でもね、やっぱりこういうところで活躍するっていうのは絶対プラスになりますよ。人気は絶対に上がるし、レーシングスーツのスポンサーロゴだって映像に映るわけだからね。

今年は86にマシンチェンジした時田選手、また優勝するところも見たいですね。下が今季の時田選手のマシンです。

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ちなみにこの『TSUKUBA DRIFT』D1GP第3戦は、WANLI FAT FIVE RACINGの斎藤太吾選手が優勝し、開幕以来3連勝、昨年からつづけて5連勝を達成しました。

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翌日に行われた第4戦では、ベスト8でクラッシュに巻き込まれた斎藤選手はそれにともなうマシントラブルにより準決勝で敗退。PACIFIC RACING TEAM with DUNLOPの村山悌啓選手がD1初優勝を果たしました。

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D1GP第3戦の模様は7月26日発売の『ビデオオプションvol.269』に、第4戦の模様は8月26日発売の『ビデオオプションvol.270』に収録予定。

ビデオオプションの情報はこちらへどうぞ。また、D1グランプリの詳しい情報は、D1公式サイトでどうぞ。

(まめ蔵・写真提供:サンプロス)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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