そこでロールス・ロイスは、自分の所有するクルマに対して感情的なつながり(所有する喜びなど)を求めるオーナーに対し、全自動運転車でありながら一切妥協することなく、オーダーメイドによる独自仕様のビジョンを提案。
これが上記した第1の基本原則「パーソナル・ビジョン」です。
ふたつ目の「エフォートレス・ジャーニー(平易な旅程) 」は、同モデルに搭載されている「エレノア」がオーナーのライフスタイルとクルマ周囲の環境をデジタルで接続。
バーチャルなアシスタント兼運転手を務め、オーナーの負担を解放し、乗車する人の出発準備が整うとその人の待っている場所までクルマを「移動」させ、次の目的地に向かうそうです。
3つ目の「グランド・サンクチュアリ(豪奢なる聖域)」は、同ブランドならではのラグジュアリーな室内空間を示したもので、同ブランド史上最も居心地の良いシートを用意。未来的でも手作業で仕上げられた「ラウンジ」に仕立てられています。
最後の「グランド・アライバル(威厳のある到着) 」は、国賓などが目的地に到着した際の、「威厳のある到着」を約束する堂々たるスタイリングを有していることで、「スプリット・オブ・エクスタシー」、「パンテオングリル」、「ロングボンネット」、車両全体の象徴的なプロポーションはロールス・ロイスそのまま。
ロールス・ロイス初のコンセプトカーがどんなモデルかのぞいて見たい人は、下記の動画(YouTube 360°)をチェックしてはいかがでしょうか。
(塚田勝弘)