しかし、三菱と日産の軽自動車4車種、登録車5車種以外にも過去販売されたモデルについても不正があったことが明らかになっているため、今後の見通しとして
「平成29年度3月期の業績見通しにつきましては、上記お客様へのお支払い以外に発生する費用を現在精査中であり、見通しが明らかになった段階で公表させて頂く予定です」
とされています。
このように、まだ全容解明にはほど遠い状態で、過去に販売されたモデルのうち、走行抵抗の改ざんが行われたパジェロ、旧型アウトランダー、ギャランフォルティス、ギャランフォルティス スポーツバック、コルト、コルトプラス、RVRの5車種の該当類別については、旧年式車であったり、生産を終了したりしており、中古車による実車測定も行っていますが、正確な燃費値は確認することができないそうです。
それでは補償はどうなる? と気になる方も多いと思いますが、三菱自動車では、改ざんの事実を真摯に受け止め、該当車両を使用している顧客に対し、誠実な対応するとしています。
これらのモデルに「乗っていた」人への補償がどうなるかは文脈からは読み取れませんが、今後の対応に注目が集まります。
(塚田勝弘)