経産省とトヨタの出身者が生み出した超「カワイイ」EV!

同社では2017年の夏頃までに市販用モデルを作り、販売を予定しているそうです。

ただ、国土交通省における「超小型モビリティ」の実証実検が過去6年間に渡って行われているものの、法整備が未だに進んでいないのが実情。

一方の小型車先進地域のヨーロッパでは「欧州L6e」という規格が有り、原付免許で運転できる定員2名のマイクロEVの販売が可能ですが、日本では認められていません。

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フランス、イタリア、スペインなどでは既に2人乗りの量産車が街中を走っており、日本もオープンカフェが立ち並ぶ中、歩行者と共栄共存できる「社会に優しいクルマ」の先進国になれる可能性も。

伊藤社長は元キャリア官僚というバックグランドを活用して「日本版L6e」の実現を呼び掛けているそうです。

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同社はまずミニカー規格に適合した1人乗り仕様で発売するそうで、近い将来、日本版L6e規定が誕生すれば、月産1000台を目指し、車両価格40万円を実現したいとしています。

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リモノ社ではもっと多くの人たちが気軽に移動できることが、社会全体に「やさしい」と考えており、超小型モビリティの要件では不十分で、欧州に倣った「日本版L6e」の導入を切望しており、今後の動きが注目されます。

Avanti Yasunori ・画像:リモノ)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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