マツダのディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」の燃焼室構造が「恩賜発明賞」を受賞

マツダは、同社の新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D(スカイアクティブ ディー)」に採用した「ディーゼルエンジンの燃焼室構造」の発明が、平成28年度全国発明表彰で最高位の賞である「恩賜発明賞」を受賞したと発表しました。

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この賞は、公益社団法人発明協会が主催する全国発明表彰の象徴的な賞として、最も優秀と認められる発明の完成者に贈呈されるものです。

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受賞対象となったのは、特許第5338268号の「ディーゼルエンジンの燃焼室構造」という発明で、受賞者は、 いずれもマツダの志茂 大輔(しも だいすけ)氏、金 尚奎(きむ さんぎゅ)氏、片岡 一司(かたおか もとし)氏の3氏です。

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今回受賞した発明は、自動車用量産ディーゼルエンジンで世界一の低圧縮比14.0を実現し、ディーゼル車としてトップクラスの低燃費を達成し、NOx排気後処理装置無しで厳しい排ガス規制に適合しながら高い加速性能を実現した「SKYACTIV-D」の中核となる技術です。

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燃焼室形状に卵型楕円関数から導かれた形状を採用することで、燃焼室内の縦方向の旋回流を強化したことが特長です。これにより燃料噴霧と空気との混合が促進され、低圧縮比化によるNOx・すす等の有害排出物の低減効果を最大限に引き出すことに成功した、ということです。

マツダは、VWのディーゼル排ガス不正問題が明らかになった直後に、「SKYACTIV-D」には一切不正な装置を付加せずに、各国の排ガス規制をクリアしている、と声明を発表しています。その自信は、今回受賞した発明の技術に裏打ちされていると言えます。

(山内 博・画像:マツダ)

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