急速充電に対応するという(約20分で80%まで充電可能)新型プリウスPHV。いよいよ注目の日本仕様が公開されます。
お披露目の場は6月15日から17日までの3日間、東京ビッグサイトで開催される「スマートコミュニティJapan 2016」。
展示されるプリウスPHVには、先進装備として車両のルーフにソーラー充電システム(日本、欧州仕様のみ)が搭載されているほか、進化されたPHVシステムによる燃費・環境性能に加え、ソーラー充電システムの仕組みや急速充電機能(日本仕様のみ)、11.6インチ大型ディスプレイを備えたナビゲーションシステムなどが紹介されます。
同ナビゲーションには、「先読み減速支援機能」などの最新のドライバーサポート機能も搭載されます。
ほかにも、燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」の主要ユニットの大きさや配置の様子が分かるカットボディの展示に加えて、燃料電池の発電する仕組みが分かる「燃料電池教室」も同ブース内で開催。
さらに、進化の著しいテレマティクスサービスについては、走行するクルマから得られる様々な情報を「ビッグデータ」として利用する現行サービスや今後の可能性が紹介されるそう。
個人的には、あとはトヨタが後ろ向きと思われているピュアEVの先行開発(電池)、たとえば東京工業大学とトヨタ、高エネルギー加速器研究機構などによる全固体セラミック電池(過去最高のリチウムイオン伝導率をもつ超イオン伝導体だそうで、開発された全固体電池は数分でフル充電が可能)などの一端でも披露される日が待ち遠しく感じます。
※プリウスPHV(プライム)の写真は北米仕様です。
(塚田勝弘)