マツダ・ロードスターのハードトップモデルとなる「MAZDA MX-5 RF」(MX-5はロードスターの海外車名)が日本で初公開されました。
マツダがそのお披露目の場に選んだのは、23年続くロードスターファンの日本最大の集い「軽井沢ミーティング」です。
通常、新型車の発表は記者・媒体社に向けてのものが一番というのが通例でした。しかし、マツダは一番にお見せするのをファンとすることで、ブランディングやユーザー対応を他社と差別化しているのが見て取れます。
イベント自体はファンが自発的に始めたもので、マツダによるものではありません。マツダは協力する形で、開発者とユーザーがつながりよりよい、求められるクルマを作り出すことができるわけです。
ロードスター開発主査の山本修弘さんも現地でファンからサインを求めらます。
山本さんによると、この軽井沢で日本初お披露目されることについて「自分も提案しましたが、自然と『ファンの皆さんの前で初めてお見せしよう』ということになりました。ターンテーブルがあるわけでないし、豪華なしつらえもできませんが、ロードスターはファンがあってのクルマなので、こういう場所でお見せしたかったんです」。