2016年5月26日〜27日に開催されている伊勢志摩サミットには、G7などの首脳だけでなく世界各国のメディアが集結します。
2020年の東京オリンピックに向け、日本の自動運転技術を披露するには格好のステージといえますが、トヨタ、日産、ホンダが最新の自動運転車両を披露しました。
トヨタは、Lexus LSに開発中のUrban Teammate(新型自動運転実験車)を搭載。一般道の自動走行に必要となる歩行者、二輪車、障害物の検出が可能なほか、交差点での右左折や信号機認識、道路規制情報に従って走行することを念頭に開発されています。
そのため、センサーとしてGPSやカメラに加えて、周囲の距離画像計測機能を備える新規開発のSPAD Lidar(高解像度レーザーレーダー。従来から大幅な小型化、低コスト化を実現)を新たに搭載。
今後は、2015年12月に発表した地図自動生成システム(市販車に搭載されているカメラやGPSを活用して自動運転の走行に必要な高精度地図を自動的に生成)やAIなどが追加搭載され、「Urban Teammate」を常に進化させることで、より複雑な交通環境下で自動運転の実験を実施していく予定としています。