「インド製」スズキ・バレーノの質感、居住性と積載性は?

ワイドなフロントグリルが印象的なフロントマスクですが、個人的にはもう少し洗練された顔つきであれば、スポーティで流麗なサイドビュー、安定感を抱かせるリヤビューとの統一感がさらに高まる気がするのですが……。

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一方のインテリアは、ダッシュボードの上面を抑えることで、前方はもちろんサイドの視界ともに良好。1745mmとワイドな全幅の割に取り回ししやすい印象を受けます。

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ブラック基調のインパネは、メッキやピアノブラック塗装、シルバー加飾などで上質感を演出しています。ウレタンステアリングホイールになる1.2L NAの「XG」は、エアコンパネルメッキ調の加飾が省かれるなど、質感の面ではもう少しという印象。1.2L NA車にも上級仕様が欲しいところです。

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シートもブラックのみでファブリックが標準。前席、後席ともに横方向に余裕があるほか、後席は身長171cmの私でも頭上にこぶしが縦に1つくらい入る空間があります。また、膝前空間にも余裕があり、前席下に足が入る空間が残されています。

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上下に装着できるラゲッジボードを備えた荷室は、320LとBセグメントではトップクラスの容量を誇り、広くて機能的な作りとなっています。

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(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

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この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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