トヨタ、2015年度の世界販売で首位奪還!

トヨタ本体の世界総販売台数は915.9万台(+0.5%)と前年度並みで、国内販売が+1.5%増の148.9万台、海外販売は+0.4%増の767.1万台。

TOYOTA

ガソリン安の影響により米国で大型車の販売が好調ですが、タイやロシアなど新興国の景気減速による苦戦が目立つ状況。

またダイハツは、軽自動車税引き上げの影響により、国内販売が低迷(前年度比-14.9%)しており、海外販売についてもインドネシアにおける販売減が響いて1割程度減少しています。

その一方で、VWが中国や欧州で盛り返しており、1-3月の世界販売でトヨタを上回るなど、2016年の歴年世界販売については予断を許さない状況。

トヨタは熊本県で4月14日から発生している地震の影響により、4月18日から約1週間に渡って国内の完成車組立てラインの稼働を段階的に停止するなど、減産を強いられており、どの程度の期間で生産遅れを挽回できるかが、今後の焦点になりそうです。

Avanti Yasunori

【関連記事】

VWの排ガス認証不正、販売台数への影響は限定的?
https://clicccar.com/2016/05/02/369331/

2015年世界販売トップのトヨタ、国内販売も回復基調!
https://clicccar.com/2016/02/02/351907/

トヨタが2014年世界販売1,023万台で3年連続首位を堅持!
https://clicccar.com/2015/01/24/289753/

首位トヨタに肉薄!2014年世界販売でVWが1,000万台超
https://clicccar.com/2015/01/20/289380/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる