トヨタ本体の世界総販売台数は915.9万台(+0.5%)と前年度並みで、国内販売が+1.5%増の148.9万台、海外販売は+0.4%増の767.1万台。
ガソリン安の影響により米国で大型車の販売が好調ですが、タイやロシアなど新興国の景気減速による苦戦が目立つ状況。
またダイハツは、軽自動車税引き上げの影響により、国内販売が低迷(前年度比-14.9%)しており、海外販売についてもインドネシアにおける販売減が響いて1割程度減少しています。
その一方で、VWが中国や欧州で盛り返しており、1-3月の世界販売でトヨタを上回るなど、2016年の歴年世界販売については予断を許さない状況。
トヨタは熊本県で4月14日から発生している地震の影響により、4月18日から約1週間に渡って国内の完成車組立てラインの稼働を段階的に停止するなど、減産を強いられており、どの程度の期間で生産遅れを挽回できるかが、今後の焦点になりそうです。
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