重量級ボディで重心も高く、横風の影響を受けやすい。だけど大勢の人を乗せて、日々の生活を支えている。そんなミニバンだからこそ、タイヤ選びには徹底的にこだわりたい。そこで注目すべきはミニバン専用タイヤです。グッドイヤーの「EAGLE RV-F」はミニバンに求められる要素を盛り込みつつ、走る喜びを広げてくれる銘柄です。
週末のレジャーはもちろん、毎日の生活のアシとして、時にビジネスツールにまで。今では日本人の生活すべてを支えているようなミニバンだからこそ、足もとを支えるタイヤ選びには徹底的にこだわりたい。いかに軽快な走りを披露するようなモデルであっても、セダンやクーペに比べたら絶対的に重いし、重心も高い傾向にある。大勢で乗り込んでいたりしたらなおさら。大柄なボディは横風の影響だって受けやすいでしょう。「乗員全員の安全を第一に、なおかつできる限り快適な移動空間を」と考えたら、路面との接点がおざなりでいいはずがありません。
幸いなことに今は「ミニバン専用」と謳われるタイヤがたくさん存在します。それらはただサイズが適合するだけじゃない、ミニバン固有の運動性能や求められる資質に合致させた専用設計を持っています。
例えばグッドイヤーのプレミアム&スポーツ路線であるEAGLE(イーグル)シリーズにある「EAGLE RV-F」。走るごとに喜びが広がるミニバン専用ツーリングタイヤと謳われています。では、具体的にどういう意味で“喜びが広がる”のでしょうか。日産エルグランド350ハイウェイスター プレミアムで感じ取ってみましょう。切削光輝が美しい純正18インチホイールに装着させたのは前後とも225/55R18です。
エルグランドは大柄で実用的なミニバンでありながらも、その威風堂々とした存在感がオーナーの所有欲を満足させ、なによりも走る楽しさを突き詰めたモデルです。専用チューニングされたプラットフォームは、プレミアムミニバンらしい快適な移動空間でありながら、軽快なフットワークを披露します。特に350系に搭載されるVQ35DE(3.5L V6)の最高出力はなんと280ps。スポーツカーも真っ青の性能を秘めているミニバンだからこそ、その資質を思いっきり味わうためにもタイヤはキーデバイスだと言えます。
さて、RV-Fを組み合わせたエルグランドでまず感じ取れるのは、まるで18インチとは思えないほどしなやかな乗り心地。かといって快適性一辺倒のふわふわ感ではない、その中に一本筋の通ったかのような、しっかりとした安定性があることです。ミニバン特有のふらつきを防止することに注力されただけあって、コーナリングやレーンチェンジなどでも機敏にクルマが反応し、大柄かつ重量級の車体を忘れさせるほど。ミニバンというよりもグランツーリスモ的な雰囲気です。ミニバン専用として接地形状を最適化させた新開発トレッドパターンは、同時に優れた排水性を実現。ウェット路面でもこの安定感は変わりません。ミニバンだからといって“走る喜び”を忘れたくない、積極的にステアリングを握りたい人には特にオススメでしょう。
ロードノイズやパターンノイズといった雑音も巧みに抑えられているようですね。高速道路の継ぎ目を通過したときも、身体に伝える振動や音の収束が早くて、不快などころかむしろ気持ちいいと感じさせるほど。これならVQ35DEエンジンの快音をより色濃く味わうことができて、まるでスポーツカー気分を味わえることでしょう。もちろん、おとなしく走る分には車内はいたって静かで快適。これなら同乗者から不満の声が漏れることもないでしょう。共に過ごす同乗者にとっても“走る喜びを広げて”くれそうです。
もちろん、良質な乗り味だけじゃない。偏摩耗が抑制される設計と相まって重量級ボディを受け止めるにもかかわらず長持ちするし、転がり抵抗を低減させる技術で燃費も向上する。末ながく使える耐久性を持ち、日々の燃料代まで節約できるので、お財布の紐が堅いご家庭や、経費節約を厳しく求められる会社でも認めてもらえそうです。コストの面でも“走る喜び”は広がりそうですね。今回、長期的な耐久性や、燃費性能を直接比較することはできなかったものの、軽やかに転がっていく様子を体感するだけで、いかにも効率よさそうに感じます。ちなみにRV-Fは、燃費性能に寄与する「転がり抵抗の軽減」、ライフサイクルを伸ばす「耐摩耗性能の向上」など包括的に環境問題に取り組んだ証として、グッドイヤーの厳しい自社基準をクリアしたエコグレード商品として認定されています。
と、リプレイスタイヤとして大満足の銘柄ですが、RV-Fは数多くの車種へその魅力を訴えたいと、下は14インチから上はなんと19インチまで、豊富なサイズバリエーションを持っているのも特徴です。例えばインチアップしたいユーザーへもオススメ。先述した性能はそのままに、より大きなホイールを組み合わせてヴィジュアルをばっちりキメることができます。インチアップする場合は、必ず販売店に相談しアライメント調整を。適正なアライメントで偏摩耗を抑制すれば、よりタイヤの魅力が引き立つことでしょう。
「ぶつからないクルマ」といわれる自動ブレーキシステムなど、アクティブセーフティ技術が日進月歩で進化してきました。しかし、肝心かなめのタイヤが過度に摩耗していたり、あるいは車種に適さないものなら、先進アクティブセーフティ技術だって宝の持ち腐れというもの。大切な同乗者を守り、安全快適な移動空間を手に入れるためにも、ぜひともミニバンには専用タイヤで。イーグルRV-Fならば、乗員の安全を第一に考え、なおかつ“走る喜びを広げる”技術が凝縮されています。
(文:中三川 大地/写真:小林邦寿)
日本グッドイヤー株式会社
http://www.goodyear.co.jp/index.php
EAGLE RV-F 製品ページ
http://www.goodyear.co.jp/products/tires/eaglervf/eaglervf.html
車両協力 日産自動車