近年増税が検討されていた軽自動車税ですが、2016年4月から税率(年額)が変更されることが正式に決定しました。バイクはどれくらい増税されるのか?排気量によってまとめてみました!
■原動機付自転車
これはいわゆる「原付」と呼ばれる種類のバイク。維持費の安さが魅力でしたがどれくらい変わるんでしょう?
・50cc以下
町中でもよく見かける50cc。ナンバーは小さくて青文字の白いナンバーです。※市町村によって違う場合があります。
今まで:1000円
増税後:2000円
これはまた大幅アップ…。まさかの2倍です…。
・51cc以上90cc以下
90cc以下の車両もよく見かけますよね。50cc超えなので車の免許だけでは運転できません。ナンバーは小さくて青文字の黄色いナンバーです。※市町村によって違う場合があります。
今まで:1200円
増税後:2000円
50cc以下と同額になりました。これもかなり大幅な値上げです。
・91cc以上125cc以下
今年話題の125cc以下の車両。いわゆるピンクナンバーです。※市町村によって違う場合があります。
今まで:1600円
増税後:2400円
こちらは倍とまではいきませんがそれなりの値上げ。値上げ前の250cc以下の車両と同額です。使い勝手が良くて維持費の安さが魅力の125ccにはちょっと痛手かもしれません。
■二輪の軽自動車
・126cc以上250cc以下
車検がなく、高速に乗れて二人乗りもできるこのクラスは若いライダーも年配ライダーも誰もが一度は通る道ですよね。ナンバーは白に緑文字で枠線がないナンバーです。
このクラスから軽自動車税に加えて重量税も発生しますが、250cc以下の場合、重量税は新車でバイクを買った時に一回払えばそれで終わりです。
今まで:2400円
増税後:3600円
3000円代後半まで上がると一気に高くなった気がするのは筆者だけでしょうか…?
+1200円とこれはかなり痛い値上がりです。
■二輪の小型自動車
・251cc以上
このクラスから車検があります。ナンバーは白に緑文字で枠線があるナンバーです。
今まで:4000円
増税後:6000円
5000円札出してもお釣りが来ることもありません。しかも、プラス重量税があります。車検のたびに支払うのですがこれが1900円。
登録から13年以上になる場合は2200円。18年以上を過ぎている場合は2500円。旧車だと高くなってしまうんです。
いくら高くなったからといって「払いたくねぇ」が許されるわけではありません。その気持ちはわからなくは無いですが税金からは絶対に逃げられません。
滞納していると差し押さえでバイクそのものがもっていかれてしまったりすることだってあります。
値上がりしたといってもクルマに比べたら圧倒的に安いというのも事実なので、ここはおとなしく払いましょう。
■逆に、バイク買うなら今?
こればっかしは文句を言ったってしょうがないのでポジティブに考えましょう。
ポジティブに考えると、税金が発生する4月前後の期間でバイクを売りに出す人が増えるかもしれません。
その期間に集中して売りに出す人が増えれば球数が一時的に増えるため、普段より少し安価でバイクを買うことができたりして…。すでに某オークションには250cc以上の車両が多く売りに出ているように感じます。
「これを機に、バイク買っちゃう?!」ってくらいポジティブに考えたほうが楽しいですよね。
こちらも4月から変更されることなので要チェックです!
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(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン)
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