今後モデルの詳細が明らかにされるという「570S Sprint」は、特定のレース規制に束縛されず、プライベートなどでサーキットを楽しむという非常に贅沢で、羨ましい限りのモデル。なお、GT4 仕様にアップグレードすることも可能だそう。
サーキット専用モデル「570S GT4」は、マクラーレンの「スポーツシリーズ」のほかのモデルと同様に、カーボン・ファイバー製モノセルIIシャーシを採用。「GT4」のカテゴリーで同技術が採用されたのは今回が初だそうで、強靱さと軽量さという特性が発揮されるのがポイントです。
ドライバー・プロテクションもさらに強化され、FIA 承認のロールケージと消火システムを追加。また、カーボン・ファイバーとアルミニウムによりボディが構成された結果、フロントとリヤ両方のトラックが長くなり、センターロック方式の軽量鍛造マグネシウムアルミホイールには、ピレリ製のレーシング・スリック・タイヤを装備。
さらに、2段階調整が可能なコイルオーバー・スプリング式モータースポーツ・ダンパーが前後に装着されており、オンボード・エアジャッキング・システムも標準装備されています。
「570S GT4」のエンジンは、3.8LのV8ツインターボ「M838TE」で「スポーツシリーズ」のオンロードモデルから受け継いだもの。7速のシームレス・シフトギヤボックスと組み合わされ、駆動方式はFRとなっています。
(塚田勝弘)