なにより、注目なのはスーパーチャージャーを組み合わせた6.2リッターV8「LT4」エンジンに、10速ATが組み合わせられていることでしょう。
燃費重視の多段ATでは変速比幅を10近くまで広げるのがトレンドですが、カマロが搭載する10速ATの変速比幅は7.39とギア数からすると非常にタイトで、かなりクロスしたギアレシオになっているのが特徴。
つまり、シボレーとして初採用となる10速ATは、素早いギアチェンジなど走りのパフォーマンスに貢献するデバイスとして、スポーツカーらしい小気味のいいシフトアップ&ダウンを期待できるというわけです。
北米におけるカマロZL1の発売時期は2016年内。そして、新開発の10速ATは2018年末までにゼネラル・モーターズの8車種に続々と搭載される予定ということです。
(山本晋也)